2月26日(日)に埼玉県和光市議会“日曜議会”の傍聴に行ってきました。
その日は平成24年3月定例会の初日にあたり、市長から「平成24年度 施政方針」が述べられました。傍聴者すべてに施政方針の原稿が渡され、原稿に目を通しながら市長の演説を聞くことができ、施政方針についてよく理解ができました。
傍聴者は、私がある時点で目算した限り、ざっと20名ほどはいました(途中入場、退席の方を含める(累積)だともっと多くなると思います)。傍聴者の中には、小学生らしき子どももいて、傍聴席は日曜議会ならではの光景でした。
和光市の人口が約7万8千人で20名の傍聴者ですから、たとえば人口約53万人の板橋区が日曜議会を開催すると、単純に比例計算した場合、135名ほどの傍聴者が見込まれます(ただし、議会の中身、議会開催の広報いかんによって傍聴者数は左右される可能性もありますが・・・)。累積するとこれよりもっと多くの傍聴者数になるでしょう。
これほどの数の傍聴者は、平日の議会では通常ありえない数ではないでしょうか(私がかつて平日に板橋区議会に傍聴にいったときは数名程度、時には私一人のこともありました)。
ちなみに東京23区でいえば、台東区が土曜議会を行っています。今年(2012年)は2月11日に開催したようです〔参考: http://www.city.taito.lg.jp/m/event/event2012/event20120211.html(台東区HPより)〕。
議会傍聴は、ときに区のホームページや、情報量が限られている年数回発行される「区議会だより」などからは得られない、区議会の現状・様子をより知ることができます。したがって議会を土曜や日曜に開催することにより、平日に傍聴できないすべての人々がより深く議会を知ることができます。あるいは、平日の議会に傍聴できず、議会について全く知らなかった人が、土曜・日曜議会の傍聴をきっかけに区政により関心を持つことができるようになるかもしれません。
区民により開かれた、より区民目線の議会・区政の実現のためには、日曜もしくは土曜の週末議会を(まずは、年に1回からでもよいので)持つことが重要だと思います。
(ちなみに余談ですがご参考までに、日曜議会を行っている和光市議会議員の月額報酬は34万円、行っていない板橋区は60万円です。)