板橋区長から特別職報酬等審議会への諮問書面、およびその諮問を受けて特別職報酬審議会から板橋区長への答申(案)も資料に添付されており閲覧することが出来ます。
注目すべきは、それらの日付です。諮問書面の日付は平成25年12月6日、特別職報酬等審議会は平成25年12月6日、そして答申(案)の日付も平成25年12月6日で、全て同日になっています。諮問書面は1頁の形式的なものですが答申(案)は計5頁です。
区によれば、この答申(案)は審議会開催中に作成されたものだそうですが、審議会自体はたった1時間しかなく、その間に計5頁の答申(案)が果たして作成しうるのだろうかと思わされます。
しかしながら答申(案)の内容は、区財政の状況説明などありますが結論は議員、行政委員等の報酬は据え置きする、という区職員の主張を丸飲みしたような内容なので、ひょっとしたら審議会開催前にすでにある程度の答申(案)を作成しているのではないかとも思わされます。
この点、特別職の報酬について議論される審議会の諮問、答申が形式的なやりとりとならないよう、区民目線でのチェックが必要だと思います。しかしながら現状では板橋区の特別職報酬等審議会は“非公開(傍聴不可)”、つまり密室での審議が行われているため、区民が審議会内容を知り、チェックすることはとても難しい状況です。
多くの自治体(世田谷区等)では“公開”(傍聴可)となっているこの審議会、板橋区も公開にするべきです。
今後も板橋区のこの密室審議の現状を出来る限りより多くの区民に知ってもらい、区民のための板橋区特別職報酬等審議会の実現のため、関心のある人たちと共に情報・意見を発信していきたいと思います。
皆さんからのご意見もお待ちしています。
よろしくお願いします。