なり手不足と言われている民生委員制度、という視点から(高齢者見守り調査を例に)

 先日、板橋区の民生委員として行った高齢者見守り調査に対する謝礼金6,000円の入金を確認しました。



 私の見守り(訪問)対象者は100人以上。到底1日では訪問しきれません。おそらく他の多くの同委員も同様です。
 6千円いただけて有り難いと思うべきか、もしくはこの金額が果たして妥当か幅広く議論すべきか。

 1日何人調査(訪問)できるかは調査する人とされる人によって変わるので一律どうの、とは言えませんが、私の経験上、例えば記録なども含めて調査に一人あたり10分かかるとして、1時間あたり訪問できるのは6人、対象者が120名だとして、6,000円だとすると、時給300円という計算(6,000÷(120÷6))になり、これは大幅に東京都の最低賃金以下になります。これはいかがなものでしょうか。

 民生委員のなり手不足といわれている昨今もあり、公的機関や何らかの権威が決めたことだから、、と黙認するだけでなく、このような現実をまずは明るみにして国民的議論が必要ではないかと思う今日この頃です。





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