GNH(国民総幸福)

 2010年10月21日(木)の日経新聞朝刊の「春秋」欄に、ヒマラヤにある国ブータンが掲げる指標、GNH(Gross National Happiness)(国民総幸福)についての紹介がなされていました。

 このGNHというのを私が初めて知ったのは、2004年に私が西アフリカ・セネガル共和国に青年海外協力隊員として赴任するために長野県駒ヶ根市内にあるJICA(国際協力機構)の施設で赴任前事前訓練を受けていたときでした。

 訓練所には赴任を控えた数百名の隊員候補生が滞在していて、その中でブータンに派遣される予定の知人から、このGNHについて聞きました。

 国の豊かさ、人々の生活の豊かさを測る指標としてはGDP(国内総生産)やGNP(国民総生産)という言葉などしか知らなかった私にとって、GNHは新鮮でした。

 ブータンが掲げるGNHによる国づくりの方法を、今の日本にそのまま当てはめることが正しい、とまでは思いませんが、限られた資源の日本で暮らす上で、どう生きることが幸福なのか、について考え、行動することは大切だと思います。


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