板橋区特別職報酬等審議会(2012年11月6日開催)【非公開(傍聴不可)】について ⑧会議録分析

板橋区特別職報酬等審議会関連資料の中には会議録も含まれています。

 

この会議録は全部で15ページ、会議時間は午後3時~4時30分までのわずか1時間半です。

 

本来この会議で、区長、副区長、区議会議員、教育長、選挙管理員などなど板橋区特別職の皆さんの報酬が審議されるべきです。

 

しかしながら、会議録を読む限り、審議会委員の意見が特別職の報酬設定に反映されるほどの審議はほとんどなされていません

 

また、会議の最後に区長からの「区長及び副区長、区議会議員並びに行政委員の報酬等の額の適否について」の諮問に対する答申を策定するようなのですが、この答申は、資料に添付されている答申(案)を読むかぎり、行政側(報酬審議会の事務局)から出た提案の丸のみです。

 

これでは、特別職報酬等審議会が何のためにあるのかよくわかりません。もっと審議会委員の意見を反映させられる会議にする、もっと区民の意見を取り入れた審議会にする、など改善が必要です。

 

会議録を読む限り、審議会委員の中には、選管など行政委員の月額報酬について庶民感覚とはかけ離れている現状を指摘している方もいるようです。

また、区民目線の報酬設定の議論ではなく、23区の横並び比較にもとづく報酬設定の現状について疑問を呈している委員もいるようです。

一方「一人当たりの報酬額は多くてもいいのです。」と発言している委員もいます。

 

このように多少いくつかの意見が出ていますが結局は、行政側からの提案の丸のみです。

 

ちなみに上記の各委員の意見がどの委員の発言かについては、会議録においても隠されていて、全くわかりません

理由は「自由かつかっ達な意見交換をするため」だそうです。名前が公開されると“自由かつかっ達な意見交換ができない”ということなのでしょうか。だとするとそのような現委員のあり方も問題だと思います。

 

委員の皆さんが名前を伏せないと“自由かつかっ達な意見交換ができない”と思っているのでしょうか。「私は公開してもよいけど何らかの圧などで非公開となってしまっている」という委員がいらっしゃれば、区民に開かれた区政を実現する第一歩として区民の前に公に名乗りを上げていただきたいです。

 

この件については、区民の皆さん並びに審議会委員の皆さんからもご意見いただけたら幸いです。

 


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