『単身急増社会の衝撃』

『単身急増社会の衝撃』(著:藤森克彦、日本経済新聞社:出版)の中に、

 

 *東京23区内の自宅で死亡した高齢単身者の検索数が、2002年には1364件だったのが、2008年には2211件と、1.6倍に増えている現実。

  

 *公的介護サービスを実現している北欧諸国の公的介護費用の対GDP比(2005年)と比べると、日本は0.9%に対し、スウェーデン(3.3%)、フィンランド(2.9%)、デンマーク(2.6%)、ノルウェー(2.6%)と日本より3~4倍程度の高い水準にある、という現実。

  

などが紹介されていました。

 

 現代日本における高齢化はどんどんすすんでおり、適切な対応をとらないと問題は増加する一方です。板橋区内においても急激に進む高齢者、単身世帯の増加に何らかの対策をとらなければなりません。

 例えば、板橋区の高島平団地の高齢化率(65歳以上の方の割合)は、現時点でほぼ40%です。数年後には50%に達するであろうといわれています。これは、板橋区全体平均の2倍です。まさしく超高齢化、もしくは高島平団地だけ板橋区の未来を先取りした状態とも言えます。

 単身世帯急増の中での高齢化対策には、血縁を超えた支え合い、という意識を持つことが大切です。制度としては介護制度の改善も必要でしょう。国のシステムそのものが違う、と言ってしまえばそれまでなのですが、北欧諸国の3分の1、4分の1しか公的介護費用を捻出できて無い日本の制度には何らかの改善策があるはずです。

 

 板橋区においてもしかりです。馴れ合いのため、区の予算をもらいすぎ状態になっているところにメスを入れ、その浮いた分を適切に介護費用などに充てる、といった制度改革を進めていく必要があります。

 区民の皆さんが力を合わせて行動すればそれは可能だと思います。私は、行動します。

 

 


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