区役所本庁舎南館改築の件につき、今年度予算から見える基本情報を下記します。
以下ブログ読んでいただき、関心持たれた方いらっしゃいましたら一緒に注視していただきたいです。
板橋区「平成23年度予算の概要」P47に、「区役所本庁舎南館改築」にかかる今年度の予算が計上されています。
(今年度予算の概要はこちら⇒ 板橋区「平成23年度 予算の概要」 ※現時、区役所HPからも検索できます。)
その額、4億7126万2千円。
つまり、改築そのものは着工されてはいないものの、改築にかかる解体準備は、区民の税金を用いて、着々と進んでいます。
この予算の内訳として、「概要」には①実施設計、②解体工事、とありますが、区役所担当部にもう少し詳しくお尋ねしました。
その結果、4億7126万2千円の内訳が、
① 実施設計費:約4778万円
② 解体工事費:約2億7100万円
③ 改築経費:約1億5100万円
④ その他(事務経費など):約148万2千円
ということがわかりました。
〔③、④について「概要」に記載しなかった理由としてはあくまでも「概要」なので、資料上ではとりあえず①、②のみ記載し、他は割愛した、ということでした。〕
ここで③改築経費ですが、この費用は、ほとんどがいわゆる、【仮庁舎の年間家賃】に充てられるそうです。
仮庁舎は、区役所と情報処理センターの間にある「MSビル」という建物です。この建物を1年間借りるために、約1億5100万円の予算計上なされている、ということでした。
以下、まとめますと、
区役所本庁舎南館改築の是否が区民レベルで議論になったりしていますが、実は、改築事業は、既に4億7126万2千円という予算計上がなされている。
その内、解体工事費が約2億7100万円、仮庁舎家賃が年間約1億5100万円も計上されている。
この件につき、既に大きなお金が動いているため、それが適正か否かについて検討する、区民レベルでの情報・意見交換の必要性を感じています。
取り急ぎ、私個人としては、今後もこの件の動向を注視していきます。