11月5日(土曜日)に、午前と午後(計2回)、埼玉県和光市の議会報告会が開催されました。
和光市民以外でも参加可と言うことだったので、私は午前の部に参加してきました。和光市は板橋区に隣接する自治体で、会場は私の自宅からすぐ近くだったので自転車で会場に向かいました。
議会報告会とは、党派を超えた“全議員”による“議会主導”の市政報告会で、議員が個人的に行う区政(市政)報告会とは性質が全く異なります。
今回の議会報告会を開催するにあたり和光市は、2011年1月1日に「議会基本条例」を施行しています。同条例第5条の3に「議会報告会等、市民との意見交換の場を設け・・・」とあり、議会報告会開催を条例で定めています。
ちなみに、板橋区には、この議会報告会も議会基本条例も現在のところありません。
今回の議会報告会は、前半に9月定例会及び決算審査の審議概要についての報告などが各担当議員からなされ、後半に質疑応答の時間がとられました。質問は和光市民以外の方でも受け付けられました。
報告会を行うにあたり、議員自らが会場受付、質問表回収、パワーポイントを用いて報告されていました。
他、議員以外には管理職レベルの3名の議会事務局職員がおられましたが、皆さん全員休日手当て無しで報告会運営に従事されていたそうです。
今回の議会報告会に参加し、市民に開かれた和光市議会を強く感じました。
ちなみに板橋区は、現在のところ土日議会や、先ほど述べましたように議会報告会、いずれもありません。
和光市議の月額報酬は34万円、板橋区議は60万円。
自治体がいかに市民(区民)目線で議会運営が行っているか、いかに市民(区民)に開かれた議会となっているか、などを考える上で、議員報酬の差や、議会報告会を行っているか否かなどは、ひとつの指針にはなりえると思います。
先進的議会運営を行う和光市について、今後も注目していきたいと思います。