『いたばし区議会だより』(以下『区議会だより』)第157号が2011年7月24日付けで発行されています。
『区議会だより』には、可決した議案、議案に対する議決結果と会派の態度、議員の一般質問、など、区政に関わる重要な情報が掲載されてあり、区民ならば目を通しておきたい情報誌です。
ただ、掲載された内容がよくわからない、と思う箇所もいくつかあります。
例えば今号で言えば、P3、「区民環境委員会(6/14)」の報告事項(参照PDF: いたばし区議会だより(3頁) )に、【専決処分の報告について】の文言が3行並んであり、これだけを見て「ああ、なるほど」と理解できる区民はほぼ皆無ではないでしょうか。
区民へのより開かれた区政を目指すならば、こういった、掲載された情報では何のことかわからない箇所を出来るだけ少なくする必要があると思います。
また、現在『区議会だより』は、新聞折込と公共施設や駅ホームなどで区民に配布されています。しかし、全区民世帯(約28万世帯)のうち、約18万世帯が新聞購読している、つまり約10万世帯が新聞購読していません。
このような現状において、区民への直接配布が新聞折込だけ、というのは情報格差という観点から問題だと思います。新聞購読していなくとも公共施設に容易にとりに行ける方は問題ありませんが、それが困難な障がい者、高齢者、日々の生活に精一杯な方々などは情報から隔絶されてしまいます。
(ちなみに『区議会だより』は板橋区HPサイト( http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_categories/index10010.html )からも閲覧できますが、上記のような日々大変な生活をおくっている方々にとって同サイトを逐一チェックする、というのは極めて難しいと推察します。)
したがって、『区議会だより』については、区民により開かれた区政のための内容の充実化、そして区民への全戸配布の検討など情報格差を無くすための改善が今後必要ではないか、と思います。